どうもアキヨシです。
「商工会議所って名前は聞いたことあるけど、何をしているの?」って思いませんか?
大学の試験会場や資格試験の会場で利用したことがあり、試験会場だったとこだと思い出す人もいます。
また、そこで働く職員はどうやって採用になったのかも知りたいですよね。
今回は、商工会議所は何をしている組織で、どうやって入るのかについて元職員が説明します。
●商工会議所の仕事について分かる
●商工会議所にはどうやって入るのか分かる
商工会議所の仕事とは?
商工会議所の仕事は商工会議所法により以下の事をするように定められています。
商工会議所は、その地区内における商工業の総合的な改善発達を図り、兼ねて社会一般の福祉の増進に資することを目的とする。(6条) 商工会議所法:e-gov法令検索より引用
何を言ってるのか分かりにくい書き方ですが、ざっくり言うと、商工会議所の目的とは、「地域中小企業の経営の支援及び地域の発展に寄与する仕事をする」ことです。
基本的に以下の仕事を行っています。
経営支援事業
商工会議所の代表的な業務と言えば経営支援です。
地域の商店や飲食店といった個人事業主や中小企業の経営者の悩みを聞き、解決を図るようにコンサルティングをしていきます。
売上を上げたい、節税をしたい、販路を拡大したい、ウェブサイトを作りたい等、経営上の様々な問題に対し、適切な方法をアドバイスして、解決を目指します。
ただ、税金の計算や就業規則の変更等の専門的な内容については、専門家(税理士、社会保険労務士)と協力し、解決を目指すこととなります。
また、日本政策金融公庫に融資のために事業所を推薦をするマル経融資事業、セミナーやバイヤーを呼んでの商談会といった販路開拓事業や、商品開発の手助けをしたりと、幅広く経営のサポートを行います。
産業振興事業
産業振興事業とは、地元地域の活性化を目的とした事業を行います。
市役所や県庁のような、市民を対象とした地域を盛り上げる事業の事です。
具体的には、商店街を管理する組合と一緒に町おこしの物産展といったイベントを行ったり、市町村と協力して地域のお祭りを運営したりしています。
会員サービス事業
会員企業に対するサービスを行っています。
主に、会員企業同士の交流を目的とした、ゴルフ大会や旅行を企画しています。
他にも、会員企業だと保険が安くなる割引制度やカーリース制度もあります。
会館貸出事業
会館を持っている商工会議所だと、貸会議室を貸し出す業務を行っています。
外部の企業の会議や入試の試験会場に使われています。
「商工会議所って何をしているのか?」と聞かれた時に、まっさきに思い浮かぶ仕事です。
また、経費削減のため商工会議所自身が主催するセミナーの会場にもなっています。
商工会議所の入り方
ホームページやリクナビやマイナビに求人が掲載されます。
「コネ入社なんでしょ?」といった声も聞こえてきますが、コネ入社ではないです。
普通に求人が出ているので、それに応募します。
しかし、人気のある企業ですので倍率は高くなります。
「商工会議所へ就職したい、転職したい」と考えている人へ。
少しでも履歴書や面接時で良い印象を与えられるように僕の体験談や面接時に役立つ資格を説明した記事がありますので、ご覧いただければ幸いです。
まとめ
●商工会議所の仕事は経営指導、地域活性化の産業振興事業、会員サービス事業と多岐にわたる
●コネ入社ではなく、求人が出ているので応募をして採用される必要がある。
商工会議所の業務は幅広いです。
規模の大きい商工会議所(東京や大阪等)になると、さらに業務の幅は広がります。
しかし、基本的な理念はどの商工会議所も「地域中小企業の経営の支援及び地域の発展に寄与する仕事をする」ことです。
地元地域の企業に貢献したい方におススメの職業になっています。
それではまた、いつか。