この疑問に答えます。
どうも、アキヨシです。
公務員は部署によって忙しくてサービス残業イメージがありますが、団体職員の商工会議所の残業はどうなのか気になりますよね。
今回は現役職員が考える、商工会議所の残業について解説します。
・商工会議所の残業内容について分かる。
・残業時間が分かる。
・残業代はでるのかについて分かる。
結論
結論としては、次期と担当する仕事の内容、上司の決裁スピードの3点によっては、残業をすることになります。
時期
どんな仕事でも決算期や月初や月末の会計の締めの関係で、繁忙期になります。
商工会議所もこれに漏れず、決算期や月初や月末では仕事が忙しくなります。
商工会議所の1会計年度は4月~3月ですので、2月~3月当たりが仕事の締め作業がありますので、忙しくなります。
「予算や決算の締めの作業は会計担当がするんじゃないの?」と思われる人もいるかもしれません。
ですが、僕が勤める会議所もそうですが、担当制になっている仕事の予算は担当者が管理をするのが当たり前になっています。
会計担当と連携し、自分が担当している仕事の予算の進捗を管理、報告する必要があり、慣れない人は時間がかかり、残業となるパターンです。
さらに、次年度の予算を決める際にも、予算規模は担当者に任されるので、過去の予算規模や何にいくら使ったのか項目を決めなければならないため、残業となってしまいます。
私も、入所してから1~2年はこの予算、決算業務で残業をしていました。
担当する仕事の内容
仕事内容によって、忙しい期間があります。
主に、セミナーやイベントの準備期間から開催時、開催後の片付けの期間がこれに当たります。
商工会議所の1年間の計画は予算、内容も決められているので、それに沿って実施していきます。
これだけ聞くと、「ルーティンな仕事だから忙しいといってもそこまででしょ?」と思います。
ただ、実際は他のセミナーやイベントと準備期間がかぶっている、窓口対応や電話対応といった他の仕事と兼務しているとそうとは言えなくなります。
特に、商工会議所では県庁所在地や政令都市の大きな会議所ではない限り、職員数は10名~15名といった少人数な会議所が普通です。
その場合、1人当たりの業務量は多くなるので、担当する仕事の内容によっては、セミナーやイベント時の期間はどうしても準備等で忙しくなり、残業をしなければなるといったことになります。
上司の決裁スピード
これは、大きな会議所でありがちな話ですが、上司の決裁スピードによって忙しくなる事があります。
大きな組織に行くほど、書類を見る人が増えるので、稟議に係る時間が長くなります。
そのため、上司の決裁スピードを考えた資料作成や稟議のタイミングを考える必要があります。
商工会議所では、セミナーやイベントの開催はもちろんですが、ボールペンや消しゴムなどの備品類を購入する際にも稟議が必要な場合があります。(僕が勤める会議所も必要)
そのため、何をするにしても上司に伺いをたて、稟議をしなければいけません。
稟議のタイミングが遅れると、スケジュールもずれてきますので、他の仕事とかぶってしまい、忙しくなり、残業をせざるを得なくなります。
残業時間について
残業時間についてですが、忙しくて最大月30時間程度だと思います。
あくまでも僕の肌感覚ですが、1日に1~2時間程度残れば、だいたいの仕事は終えられるので、月40時間を超えるような残業をすることはないかと思います。
ただし、人数が少なく電子決済などの業務効率化が進んでいない会議所は例外です。
今でも紙で資料を印刷、稟議、保管したり、印鑑文化が残っている会議所がほとんどですので、仕事のやり方が原因で残業になってしまうパターンもあります。
残業代について
安心してください、残業代はでます。
商工会議所職員は労働基準法が適用される、普通のサラリーマンと同じです。
仕事上のノルマはありませんが、仕事が遅れているため残業を申請し、給料が安い分、残業代で給与上げようとしている人も中にはいます。
まとめ
・商工会議所の残業は次期と担当する仕事の内容、上司の決裁スピードの3点による。
・残業時間は多くて月30時間程度。ただし、職員数が少ない、業務効率化ができていない等の例外がある。
・残業代はでます。
基本的には、定時退社はできます。
営業ノルマがないので、自分が担当している仕事が遅れていなければ、残業する必要はないです。
そうとは言っても、会社としての繁忙期や、自分の仕事が遅れていれば、残業をしなければなりません。
そのため、商工会議所へ就職、転職し、入社1日目にすることは自分の担当する仕事の1年間のスケジュールを確認し、各業務につき何が必要なのか流れを理解することです。
流れとやり方を理解すれば、多少の仕事の遅れも何とかなります。
この記事が見ている方の役に立てば幸いです。
それではまたいつか。