どうもアキヨシです。
良く商工会議所の職員は公務員なの?って良く聞かれますが、実際のところはどうなのか職員が解説します。
●商工会議所職員は公務員なのかが分かる
結論
結論としては、公務員ではなく、団体職員となります。
団体職員とは、民間の非営利組織に勤める職員のことを言います。
主に「通称」なので正式な言葉ではありません。また、他にも「準公務員」といった風にも呼ばれます。
「民間の非営利組織ってなに?」って思いますよね。
NPO法人や財団法人、社会福祉法人といった会社組織だけどお金を稼がず、公益事業になるサービスをしている会社のことを指します。
団体職員のメリットとしては、以下のような特徴があります。
団体職員のメリット
営業ノルマがない
公益事業を目的としたサービスが商材なので、民間企業で言うところのノルマがありません。
事業には予算がつけられているので、それを消化するための計画上で月に何件といった目標件数は設定される場合もあります。
商工会議所では、セミナーをする際の定員数であったり、イベントでの集客人数を〇〇名と企画する際に目標を設定します。
仕事が安定している
お金を稼ぐ仕事をしていないため、不況になった際に、給料がカットされるといった事がありません。
これは、国や県からの助成金、補助金が組織を運営する原資となっているからです。
国や県が潰れる事はないため、給料面では安定しており、ボーナスも必ずでます。
もちろん会費や会館を貸し出したりといった収益事業も行っていますので、収入先が2つあることになります。
人の役に立っていると実感できる
民間企業であれば、サービスの提供には対価としてお金をもらうのは当たり前です。
ですが、団体職員の仕事内容は介護、福祉サービスから始まり電力といったインフラ設備までと、広く人々を助ける仕事です。
そのため、人に感謝をされる仕事であると言えます。
商工会議所であれば、経営指導をした企業や物販イベントを企画した際に出店をした企業から、「経営が改善した」、「新しい商品のPRになった」といった言葉をいただく事があります。
自分たちの儲けを気にせずに、事業所を助ける事だけに力を入れて取り組む事ができるので、人の役に立っていると実感ができる職種です。
団体職員へのなり方
団体職員へのなり方は、通常通りの就職活動をする事です。
求人は、ハローワークのような無料のものから、リクナビ、マイナビといった有料の求人サイトに広く掲載されています。
また、仕事内容も書類を扱う事務職がメインとなる可能性が高いです。
そのため、事務的な資格があれば、書類選考や面接時のアピールになります。
商工会議所であれば、日商簿記だったりMOSといったパソコンスキルの資格があれば、アピールになります。
まとめ
●商工会議所職員は公務員ではなく団体職員
●団体職員のメリットは、ノルマが無い、仕事が安定している、人の役に立っていると実感できる
●団体職員へのなり方は、通常通りの就職活動を行う
この記事が見ている方の役に立てれば、幸いです。
それではまたいつか。